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tikyu

2015年10月01日

鍼の不思議と「気」の効能

こんにちは、だるま鍼灸院のヒゲ院長です。

ここ最近鍼をしてて思うのは、みるみる治っていく人と、なかなか治らない人の違いってなんだろう?ということです。

明らかに鍼が患部に命中し、その時は効いているのにすぐに症状が戻ってしまう人がいる反面、かなり重い症状の人が一回の治療でやっている本人が驚くくらい改善されることもあります。

この違いをくらべて気付いたのは、人からの紹介で治療に来た人はどんどん治っていっているということです。

「あそこはいいよ!」とか「あそこに行って治った!」などと紹介を受けてだるま鍼灸院に来た人は鍼の反応もいいですし、実際治るスピードが速いです。

これは、一見よくある話のように思いますが、ちょっと不思議な現象です。

こういう症状にはこう治療するとか、中医学、解剖学などの一通りの知識や先人の教えをベースに治療しているので、本来であれば治療効果にそれほどばらつきはないはずです。
しかし、実際の臨床現場では明らかに治り方が違いますし、同じくらいの年齢、症状できた人でも治り方にだいぶ差があります。

紹介できた人は、はなから鍼灸を信じ、「治る!」と思ってここへやってきます。
私は、この「気持ち」が早期回復へと導くのではないかと思っています。

何千年もの経験から出来上がってきた東洋医学が今もなお衰退しないのは、人間の身体には必ず「気」が存在し、効果があるからです。
科学で解明されていないものを人は敬遠するものですが、そもそも人間の細胞や遺伝子自体まだ半分も解明されていない以上、そういうことが起こっても不思議ではないのです。

薬のプラセボ効果に関しても同じ事が言えます。中枢神経を麻痺させるほどの痛み止めと、ただの小麦粉の塊が同じ効果を発揮したという面白い実験がありますが、これは現在の科学では解明しきれないものですし、薬の薬効以外の何かが働いたという結果でもあります。

その「何か」とはやはり双方の「治ると信じる心」にあると思います。

最近は「ボクが治しているんだ」と、あまり思わなくなってきました。
「裏山の山頂にある日吉神社と、患者さん自身の気持ちが治してくれている」と、いつも感謝しています。

裏庭には、カメやチョウ、カワセミなどたくさんの動物達が暮らしていて、まるで小さなサファリパークにいるようです。

山口市山口大学近くの鍼灸院
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