2022年09月23日
こんにちは!
またまたお久しぶりになりました(;’∀’)
薬剤師&鍼灸師のミナエです♪
台風が過ぎてから朝晩はすっかり冷え込んで「秋」めいてきましたね!
今回は秋の養生法でも~と思っていましたが、今日は朝から、菌のスペシャリストである菌八先生こと中村弥和先生の話を聞いて「サツマイモ」の凄さに感動したので、みなさまにもシェアしたいと思い、書いてます♪
サツマイモ、甘くてホクホクしておいしいですよね~♡
子どもの頃はそうでもなかったのですが、年を重ねるうちに大好きになりました!
善玉菌が増えるって体感でわかっているからでしょうね。
そうなんです!サツマイモは、私の腸内フローラ検査の解説の際にもよく出てくる腸内環境を改善するのに摂っていただきたいNo.1食材!!
今日のお話を聞いて、より一層おススメしたいなと思ったと同時に、早速私も箱買いしなきゃっと思いました(笑)
ちょうど旬ですもんね!
「旬」のものは乳酸菌や酪酸生成菌も多いので、たっぷり食べましょうね!
「サツマイモ」って聞いて、悪いイメージ持ってる方いませんか?
おならが出ちゃう。とか、甘いから太るんじゃないか?とか。
余計に便秘になる気がする・・・とか。
今日の話を聞いたら、そんな心配全く無用になりますよ!
おなら問題…(笑)
サツマイモを食べておならが増えるのは腸内細菌の働きによるものです。
おならの成分の多くは口から飲み込んだ空気ですが、10%程度は腸内細菌が産生したもの。
このガスが増える原因は食物繊維に含まれているデンプンなのだそうです!
デンプンは腸内細菌の大好物!小腸で吸収しきれず大腸まで届いたデンプンが発酵されると、通常よりも多くのガスが発生しておならとなって出てくるのだそうです。
でも菌八先生によると、人は毎日2Lのガスを出しているとのこと(おならで出し切れないと他のところから…(;^ω^))、なので気にしなくていいし、気になる場合は出る前に人気のないところやトイレに行くと良いです。それでも気になる方は、食べる時間を夜にするとか、休日にたくさん食べるとか、工夫してみてくださいね~!そこまでしても食べたくなる食材ですので!!(後述)
そもそもサツマイモを食べて出るガスは臭くないはずです!
臭いという方は、別の菌ちゃんが原因ですから、一度腸内フローラ検査をして、自分のお腹にどんな菌ちゃんがいるのか見てみると面白いですよ♪
甘いけど、太らないの~?!というご心配ですが、実は最近サツマイモは、糖質制限をしそうなアスリートやボディビルダーにも人気急増中な食材らしいです!
成分の話をすると、サツマイモは100g当たり糖質が30g含まれています。
これ、角砂糖6個分ですね~とか砂糖換算されちゃうと完全に引いちゃう量ですよね・・・。
とはいえ、実はお米と比べてカロリーも低く、糖質以外にも食物繊維やカルシウムなどのミネラル、ビタミンCを豊富に含み、食物繊維と糖質の8割を占めるデンプンが複雑に絡み合った性質をしているため、「糖質が多いのに消化吸収が緩やか」で、「エネルギー源になるが、太りにくい糖質食材」と見直されているとか!
昔からサツマイモを主食としているパプアニューギニアの方は、たんぱく摂取量が日本人の半分ほど(栄養学者が提案する必要量ギリギリもしくは下回るほど)にも関わらず、全身が巨大な筋肉で覆われているそうです。特にウエイトトレーニングをするわけでなく、サツマイモを食べて畑仕事をするだけの日常にも関わらずとのこと。だからと言って日本人もサツマイモを食べると筋肉隆々になるわけではなく、やはり、鍵となるのはパプアニューギニアの人たちの持つ腸内細菌のようで、日本人とは違うものをもっているそうです。
私たちは、産まれてくるときに親や周りの人、環境にいる腸内細菌を身にまとい自分の腸内に住まわせます。
大体の腸内細菌の組成は3歳ごろまでに決まり、6歳ごろには定着して以後、そのひとの消化吸収能力や人格形成(嗜好、思考、性格、行動力など)に深く関係していきます。なので、大人になっていきなり海外の「スーパーフード」と言われる栄養面で言えば最高なものを摂ったとしても、私たちの腸内細菌にとっては未知のもの。消化吸収ができないことも多々あるのです。
「地産地消」と言いますが、自分の住んでいる地域でとれた生産物や農産物や水産物をその地域で消費することは、その地域を活性化させるだけでなく、何より私たちのご先祖様が代々受け継いできた腸内細菌の能力を、最大限に生かすことができることでもあります。
世界中の人が、栄養面だけ見て同じものを食べたとしても、同じだけの栄養を消化吸収したり、私たちの体や心を作っているわけではないということですね。
特に世界全体を見ても、日本人ほど多様な食材を摂る民族はいないそうです。
昔から多様な食材を摂ってる私たちの腸にはやはりそれだけのものを消化吸収できるだけの多種多様な腸内細菌がいるそうです。その多様性が細やかな性格や高い精神性を培っているということで、今以上に食を大切にしたいなと背筋の伸びる思いでした。
菌八先生の熱い想いを受けて、私までも熱くなっちゃいましたが、
「逆に便秘になっちゃううんじゃ?}という疑問にも最後にお答えしましょう。
そして今日から早速サツマイモを大量買いしちゃいたくなる嬉しい情報もお伝えいたします♪
サツマイモには食物繊維のうち水溶性食物繊維が0.5g、不溶性食物繊維が1.8g(100g当たり)があり、不溶性食物繊維の方が豊富です。
水溶性食物繊維は腸内細菌のうち善玉菌のエサになりやすく、不溶性食物繊維は便のカサになり、腸内のいらないものを絡みとって排出する手助けになるので、どちらもとっても大事です。
普通の人にとって便秘予防に良いといわれる食物繊維ですが、便秘がちな人は、不溶性食物繊維が多くなると余計に便秘になりやすいといわれます。でも大丈夫!サツマイモには緩下作用(お腹を緩くする)のある‵ヤラピン’という特有の成分が含まれているので、ヤラピンが集まっている皮の部分も一緒に食べるとちゃんと便秘予防になりますよ!!
それにサツマイモにはビタミンCとビタミンEも豊富に含まれています!
さらにオレンジ色の強い品種にはビタミンAの原料となるβーカロテンも多く含まれています。
ビタミンA、C、E。合わせてACE(エース)!健康に興味のある方は一度は聞いたことがあるはず!
抗酸化機能を備えた、細胞の老化予防に毎日たくさん摂取したいビタミン3兄弟です☆
しかも、加熱により壊れやすい摂り方が難しいビタミンCなのですが、サツマイモの場合は、でんぷんが糊化することでビタミンCが壊れるのを防いでくれるという、美白や美肌、免疫アップを期待して摂るにも最適なのです♪
そしてそして、サツマイモは腸内細菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を多く含むといいましたが、この腸内細菌がなんと!人体には必要不可欠なビタミンB群(ビタミンB2,B6,B12,ビオチン、葉酸、パントテン酸)とビタミンKを作り出して、人間に供給してくれているのがわかっているのです!!
サツマイモを食べるだけで、必須ビタミン類をほとんど摂取できることになるなんて、まさに「スーパーフード」ですよね!
もう菌ちゃんありがとう!って、その献身的な働きには感動ものです(;▽;)♡
自分のためにも、腸内細菌によい食材や生活をしていきたいものですよね!!
はぁぁぁ。
ここまでお読みいただいた方、いるかしら?
思いがけずあまりにも長くなってしまいました…ここまでお付き合いいただきありがとうございます!!
久々に更新したかと思えばこの長さ…次からはもうちょっと読みやすく短くしますね。
今後ともどうぞお付き合いくださいませ(^ ^)/
腸内フローラ検査はいつでもご自宅で簡単にしていただけます!
キットに入っている説明書通りに便をすこーしだけ採って、研究所に送っていただくだけ。
(送料無料でお送りいただける封筒も入っています。)
約4週間ほどでデータが戻ってきますので、私が丁寧に解説させていただきますね。
お申し込みは下記リンクからどうぞ。送料無料でお送りも可能です。(代金はお振込みでOKです!)
https://ws.formzu.net/fgen/S16114284/
皆さま今日も楽しい菌ちゃんとの共生ライフをお過ごしくださいませ♪