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2016年02月15日

不妊治療の症例

こんにちは、だるま鍼灸院のヒゲ院長です。

この間まであんなに寒かったというのに、今日なんかは暑くて院内の暖房を全て切ったくらいです。
気候の変化についていけず、うちの娘はさっそく中耳炎にかかりました。あまり苦しそうなときは、病院に連れていきますが、鍼灸と漢方と鼻吸いで大概は対処でき、保育園の先生方からは、病気の治りが早いと褒められています。鼻吸いは基本的に僕の役目です。泣きわめく娘を取り押さえ「鼻吸いマンが来たぞー!」などといいながら、やっております。今では娘が鼻吸いマンの歌を作って歌っています。それでも鼻吸いの時は泣きますが。

さて、子供の話が出たところで、今回は不妊治療の症例です。

38才女性、不妊歴5年。
もともと首~背中にかけての痛みと、たまの腰痛で来ていたのですが、先日いつものようにイカした車でおしゃれな服を身にまとい、朝イチでやってきた。待合室の椅子に腰かけるやいなや、「あの、実はわたし、妊娠しました。」とのこと。突然の報告にあっけにとられましたが、その後院内は大騒ぎ。ひととおり騒いだ後、「今日は鍼をしてもいいんでしょうか?」と聞かれたので、今日は何もしなくて大丈夫です、と告げ鍼灸治療はせずに終えた。首や腰の状態は大分落ち着いてきていたので、2か月前より本格的な不妊治療を開始。

ここでいったん不妊治療の基本に立ち返りたいと思います。
不妊治療で大切なことは次の3つです。
①まずは体調(内臓)を整えること。
②体に溜まった重金属をデトックスすること。
③子供が中々できないからと言って、悲観しないこと。
たった、この3つです。

では、症例に戻ります。

2か月前より鍼灸治療に加え、薬浴を加える。これで体に溜まった毒素や重金属をだし、妊娠しやすいように身体を整える。鍼灸治療としては、脾虚湿盛腎気虚、肺気虚があるので、豊隆ホウリュウ、陰陵泉インリョウセン、澤田太谿サワダタイケイ、尺沢シャクタク、身中シンチュウ、で全身調整。鼻炎と耳鳴りもあるので、鼻炎に対して、印堂インドウ、迎香ゲイコウ、上星ジョウセイ、耳鳴りに対して、足臨泣アシリンキュウ、完骨カンコツ、聴会チョウエ。胃痛便秘の時には上巨虚ジョウコキョ、条口ジョウコウ、澤田神門サワダシンモンなどを配穴しながら日によって調整。中でも便秘は頑固であり、腸にかなりの毒素が溜まっていたので、ナノレベルで腸内をデトックスするために、MRE酵素飲料を飲んでもらう。それを3回にわたり行い、妊娠。あとは、妊娠中でも、安定期に入れば鍼はできることと、もし逆子やむくみ、難産の症状が出れば来院してもらうことを告げ、終了。

以上です。
もともと人間は子供ができる身体の仕組みをもって産まれてくるので、ある意味治療をするというよりも、身体を自然な状態に戻すだけです。
それ以上のことは、器質的な問題を抱えていない限り必要ないですし、先ほどあげた3つの条件がそろえば、自然と子供は産まれてきます。

山口市山口大学近くの鍼灸院
だるま鍼灸院/中医美容鍼灸HariColle
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